新しい才能を掛け算し、モメンタムを形成する──チューリングのHRチームが「編集者」を必要とする理由  チューリング株式会社 |チューリポ 読み込まれました

新しい才能を掛け算し、モメンタムを形成する──チューリングのHRチームが「編集者」を必要とする理由

2024/8/28

この記事に登場する人

採用チーム

立石 竜

Ryo Tatsuishi

新卒で医療機器メーカーで営業職を経験後にパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に転職。求人メディアの営業、広告プランナー・ディレクター・ライターを6年半ほど経験し、最後の2年は新規事業の立ち上げを兼務。約10社ほどのスタートアップや中小企業に副業で関わり、HR/PR機能の立ち上げや事業開発、メディアの副編集長といった経験。2023年3月にチューリングに入社。

採用チーム

富田 政孝

Masataka Tomita

新卒で大手人材エージェントに入社。スタートアップから上場企業を担当し、ミドルクラスの人材支援を手がける。マネーフォワードに人事として転職後、経営層・事業部と連携して採用を進め、プレイヤーから採用部長までを経験。少数の採用チームから、大規模な採用チームをつくるという組織の転換点をつくった。2024年2月にチューリングに入社。

完全自動運転の実現を目指すチューリングにとって、「採用」こそが会社の成長を加速させる原動力であると考えています。2021年の創業から約3年間で組織規模は40人まで拡大しました。そんなチューリングの人材採用を牽引しているのが、HRチームの立石さんと富田さんです。「We Overtake Tesla」をミッションに掲げるチューリングの人材採用をどのように推進してきたのか、また「3人目のメンバーとして編集者が必要」と語る立石さん・富田さんに、HRチームのこれまでとこれからについて話を聞きました。

人材業界出身の2人がチューリングのHRとして参画した経緯

──お二人のチューリング入社の経緯について教えてください。

立石:簡単に自分のキャリアをお伝えすると、新卒で医療機器メーカーで営業職を経験した後にパーソルキャリア(旧インテリジェンス)に転職。パーソルキャリアでは求人メディアの営業職、求人メディア・広告を作るプランナー・ディレクター・ライターを6年半ほど経験し、最後の2年は新規事業の立ち上げを兼務していました。

また、約10社ほどのスタートアップや中小企業に副業で関わり、HR/PR機能の立ち上げや事業開発、メディアの副編集長といった経験もさせていただきました。

さまざまな経験をし、一定の満足感も味わえていました。ただ、その一方で子どもが生まれたこともあってか、次第に「社会に新しい仕組みや価値観を作っていくことで、子どもたちの生きる世界を少しでもよくしていきたい」という思いが強くなっていたんです。

そういった思いを抱える中、X(旧:Twitter)を見ていたら“We Overtake Tesla”という文言がふと目に飛び込んできたんです。その文言にすごくワクワクし、すぐさま代表取締役の山本一成さんにDM(ダイレクトメッセージ)を送っていました。

その後、半年ほどの副業期間を経て、チューリングのポテンシャルの高さ、完全自動運転という答えのない問題に挑んでいる姿に共感し、1人目のHRとして2023年3月に入社しました。

参考:Turingで「We Overtake Tesla」すると誓った話
https://note.com/eindrachen/n/n50caa5de1154

富田:私は新卒でJACリクルートメントに入社し、5年ほど転職エージェントで営業をしていました。その後、自分の中で「人事をやりたい」という思いが強くなり、関西から上京してきて、2018年に人事担当としてマネーフォワードに入社しました。マネーフォワードでは採用部長を務めたほか、HRBP組織の立ち上げなどに携わりました。

入社後から数年でマネーフォワードの組織規模が5倍以上になる中で自然と「スタートアップを経験してみたい」という思いが強くなり、ESG関連のスタートアップへ転職しました。

チューリングのことは2023年から認知しており、その時から「We Overtake Tesla」を掲げていることや自動車をゼロから作ろうとしていることに凄さを感じていました。ただ、その時は自分自身次の会社へ移るタイミングだったこともあり何もアクションを起こしませんでした。ところが、想定よりも早期に改めて転職を考えるタイミングがやってきました。その際にチューリングが「今後2年間で400名規模の組織への成長を目指していく」という発信内容を目にし、本格的に興味が湧いたんです。すぐにカジュアル面談を申し込み、チューリングが取り組んでいるテーマの壮大さに共感し、2人目のHRとして入社を決めました。

参考:人類のグランドチャレンジに挑む組織づくりは最高にエキサイティングだと感じた
https://tur.ing/turipo/lq9AT5ly

立石:いま、HRチームとしては自分と富田さんを中心に、難易度の高い“トップクラスのエンジニア採用”というテーマに日々、向き合っているという感じです。

「勝ち筋をまだ見つけられていない」HRチームの課題感

──お二人が考えるHRチームの課題は何でしょうか?

立石:チューリングの採用はまず、認知・興味関心がある層へのアプローチから始め、その後に採用の裾野を広げる認知拡大の施策などに取り組んできました。とにかく裾野を広げて、いろんな人に会うアプローチをしているのですが、限界も感じつつあります。

そのアプローチも継続していくのですが、それよりも「採用したい人」という80〜200人ほどのロングリストを作成し、その方々にアプローチしていく方が大事だと思っています。

富田:チューリングの基本的な採用方針はトップクラスのソフトウェアエンジニア・AIエンジニアを採用するというものです。その職種の採用難易度自体も高いのですが、そういった方々と接点を持つことも難しいですし、接点を持ったからと言って転職してくれるわけではない。また、仮に転職を検討するステータスになってもチューリングを選んでくれるわけではありません。

いろんな難しさがある中で、自分たちがトップクラスのエンジニア・AIエンジニアは「どこにいる、誰なのか」を俯瞰して把握できている状態ではないですし、そういった方々にどんな刺激を与えたらチューリングへの転職に向けて動いてもらえるのかも掴みきれていません。

トップクラスのエンジニア・AIエンジニアをチューリングに引き込むにあたって、何が決定打になるのか、採用の勝ち筋もまだ見つけられていない状態です。そういった部分が本当はやりたいけれど、まだ実現できてないことかなと思います。

立石:採用広報もそうですが、採用マーケティングという文脈ではチューリング社員とご飯が食べられる“チューリング飯”といったチューリング独自の色が出ていて、なおかつ認知度向上やタレントプールの拡大に寄与しそうな施策はやっていきたい気持ちはあります。

ただ、全然やりきれていなくて。それはHRチームのリソース不足もありますが、スキルや職能不足の面が大きいです。採用広報や採用マーケティングは必要なスキルが編集やマーケティングになります。自分たちが持っていないスキルが必要になるので、そういった部分のスキルはチームとして広げていきたいですね。

「編集」という才能を掛け算し、チューリングの良いモメンタムを作る

──HRチームに必要なフルタイムメンバーとして「編集者」を募集されています。なぜ、HRに編集者なのでしょうか?

立石:採用において重要なのは実行力や愚直さです。そこに関しては、自分も富田さんもこれまでの間に一定やり切った自負はあります。もちろん、そこは今後も続けていくのですが、今やっていることの延長線上に採用目標の達成は難しいと思っていて。採用目標を達成するためには何かしらの化学反応を起こす必要があり、自分たちとは別の才能がチームに必要です。

「足し算」ではなく「掛け算」をしていくと考えたときに、会社の認知度を高めたり、会社の魅力を適切に採用マーケットに伝えたりして、カジュアル面談の申し込みや選考の応募数を増やすといったことは、まだまだ伸び代があると思っています。

会社のどの情報を、どんな人にどうやって届けるか。ここに関しては「伝える」ことに特化したスキルを持っている編集者が最も適していると思いますし、HRチームとしては持っていない機能でもあるので、次に加わる新たな才能は編集者がいいと思っています。

富田:採用の実行力をどれだけ強くしても、目標とする数字に全然到達しないという前提に立ったときに、大事なのはモメンタムを作る施策をやっていくことだと思っています。

自分はそういった部分があまり得意ではないので、新たなトレンドやブームをつくっていくことを得意とする編集者が来てくれると、組織のフェーズが変わっていく感じがします。

立石:チューリングのメンバーが40人から200〜300人という規模になっていく中で、何が一番必要かと言われたら、コーポレートブランディングだと思うんです。会社が「こう思われたい」というブランド像と、周りの人たちが想像するイメージとのズレをどれだけなくせるか。ここがチューリングの将来的な競争力になっていくはずです。

事業広報の文脈では広報専任の阿部さんが高い成果を出してくれていますが、採用という文脈で採用候補者に対するアプローチはまだできていないので、そこに力を入れていきたいと思っています。

──3人目のHRメンバーが入ったらやっていきたいことはありますか?

立石:先日、チューリングの中身を見せていくメディア「チューリポ」をオープンしたので、まずはチューリポの発信内容の種類や発信の頻度を増やしていきたいですね。

また、チューリングでは「自動運転試乗会」「テスラ車両解体ショー」といったイベントもやってきました。車・自動運転に携わるチューリングでしかできない切り口で、会社の魅力を発信していく施策を今後も続けていきたいです。会社の魅力を伝える手段は記事以外にも様々あるので、いろんな切り口から情報を発信していけたらと思っています。そうすれば自然と、会社の発信機能が強まっていき、結果として応募数が増えたり、カジュアル面談後に「選考に進みたいです」と言ってくれる割合が増えたりして、チューリングの採用が加速されていくという風に考えています。

富田:チューリングの採用ブランディングを確立させていきたいですね。「この会社の、この採用が話題になってます」というのを狙いに行くのでもいいですが、「こういうポジションを採りに行こう」と決めて、そこを狙いに行くためにどんな施策をやればいいかを考えながら実施していけるチームにしていけたらいいなと思っています。

そういう意味では、新たに入社してくださる方には「編集者」という枠組みに留まらず一緒に良い採用を実現することを目指してほしいですね。

HR立石の編集後記vol.20

チューリポの運営は、実は立石と業務委託の編集・ライターさんによって構成されています。採用に徐々に効いてきている実感があるものの、まだまだこのメディアは発展途上です。そして、これからの時代の採用広報はオウンドメディアの発信にとどまらず、さまざまなHOWや切り口で動いていくことになると思っています。だからこそどんな切り口で何をどう伝えるかという編集やマーケティングの力が必要です。ぜひ興味を持ってくれた方はカジュアルに話しましょう。採用イベントの参加もお待ちしています。

ライター:Turing編集部

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